反転

備考

2020年の生活

今年は年末年始も仕事でまとまった休みもないので、ちゃんとまとまるかしら、と思いつつキーボードを打つのであります。

 

 

暮らし

6月に夫婦で兵庫県を出て別のところに引っ越しました。2F建ての一戸建て借家。家賃は都会の一人暮らしよりも圧倒的に安い上に4〜5倍広いかもしれない。設備も大家さんが全部リフォームしているので不便さ0。

でもどこに行くにも手間がかかるし、かと言って自転車には優しくない道ばかりで、そばに澄んだ川が流れてるくらいのどかです。

f:id:dodspop:20201226145300j:image

食べ物

自転車で15分ほどの街の文化レベルが高いおかげで毎日充実しています。ほんと脱帽。

f:id:dodspop:20201226145416j:image

野外で食べられるピザ屋のいちじくのクアトロフォルマッジ
f:id:dodspop:20201226145446j:image

燻製屋の焼きがんもどきf:id:dodspop:20201226145629j:image

お好み焼き屋の広島のお好み焼f:id:dodspop:20201226145827j:image

野菜をとにかく食べたいときに行くお店の定食メニュー

 

基本的に外食をするときは、平日の11時に、夜だったら人の少ない店に食べに行くのでほぼお客さんがいません。

そんなこんなでこの半年で引っ越した先で外食したお店が60店舗だったそうです。まだ行けてないお店がたくさんあるのも恐ろしい。

 

家の中

夫は十数年務めた会社をやめてどこにも就職せず毎日楽しそう。主夫…?でもなんか違う。やっぱり夫がしっくりくる。主婦っていい方やめたいよね。妻でいいもんね。

しかしながら、夫は二度の転勤を経ても同じ会社に10年以上もいたっていうのは本当にすごいと思います。よくやったよ。

調理方法のレパートリーは少なかれど、食品関連の会社に務めていたのと、とことん究めるタイプなだけあって家のご飯の質も爆上がりで私も頭が上がりません。いつも本当にありがとう。

 

自分は在宅勤務で週5フルタイム(夕方-深夜帯)で仕事中。休みも平日ですが、世間に合わせるというストレスから解放されているので昔を想うとかなり気楽。職場も家だし。職場の方と直接対面したことがまだ一度もないのも面白い。

仕事にも色んな種類があると思うのだけど、例えば、音楽を作ることを仕事にしている人でライブが嫌いな人もいるはずだよね、と思いを馳せたりもします。私がどちらなのかはよくわからない。自分がする側なのは楽しいと苦しいとが半々なので…。

 

買ってよかったもの

・mont-bell のパーマフロストライトダウンパーカー
f:id:dodspop:20201226150046j:image

もっと早く買っておくべきだった。

超温かいし軽いし、フォルムもダサくないし、ジップアップも防水耐水だし、内ポケットも大きくて便利だし、このクオリティで26000円くらい。長く使うことを思うとかなり安い。個人的に某アウトドアブランドN社のやり方が好きじゃないのでしっくりくる。リサイクルにも力を入れているし。

急な土砂降りでも大丈夫なレベルのゴアテックスなのも素敵。(一日中雨とかだと流石に無理なようですが)

 

低用量ピル、トリキュラーf:id:dodspop:20201226150700j:image

緊急用ピルを飲んだ経験から始めたのですが、かなりピリオドが楽になった。

輸入して買っているのですが、血栓につながる関係でビタミンCの摂取などに気をつけなければいけないので、私は休薬タイプを敢えて選んでいます。

アラートアプリはマックスを使っています。(最近猫とひよこが増えましたね)

f:id:dodspop:20201226182309j:image

あと、毎日の水汲み(4Lか8L)で歩いてスギ薬局に行くのだけど、そこに血管測定器が置いてあるので定期的に測定するようにしています。

かなりセルフメディケーション寄りですが、心配になったらスマルナで産婦人科のお医者さんに相談するようにもしています。

昨今の産婦人科情勢で保険適用条件内のピルを服用することのほうが正直怖いので距離を置いています。情報をセレクトできる時代になってよかったよ。

 

・Bang & Olfsenのワイヤレスヘッドフォン(H7)


f:id:dodspop:20201228145958j:image

久っっ々に大阪に行ってイヤホン屋によったら中古で破格で一つだけ売ってあり、つい買いました。

って写真が有線で繋いでる状態なので矛盾がありますが(笑)

もう5年も前のモデルなのだけど、ワイヤレスだし、そのときはノイズキャンセリング機能付きのを欲しいと思っていなかったのでちょうどよかった。

聞こえる音の範囲が一気に拡がって大満足です。家事しながら何かしらこれで聞いているかも。

ノイキャンのB&Oも今になって気になるけれど、余裕ができたら買うのかな。

一応Ankerのノイキャンワイヤレスヘッドホンも持っているのですが、Android11とハイレゾ対応Ankerの相性がとてもいいのか音質にはそこまで問題を感じられず。

B&Oの置いて聞くオーディオも憧れますよね〜。ハンパなく高いけれど…。

 

 

音楽部門

実は自分もhi;で音源出してたんだよ、2曲だけだけどね。

 

マッシュアップなんかもやってみたりしました。


SMAP×アンジュルム『46億ダイナマイトLOVE』 FULL

 


KinKi Kids × アンジュルム 『カナシミラー・ミラーブルー』(Mash Up)

 

年明けにまた一本作れると思うのでがんばります。

 

【日本】

藤井風 / 青春病

青春病

青春病

  • 藤井 風
  • J-Pop
  • ¥255

6月?5月?に出たHELP EVER HURT NEVERも記事にするくらいの名盤だったわけですが、新曲(といいつつ彼18〜19歳のときに作ったと言われる曲)の青春病がすこぶる良かったです。

いわゆる社会が作ってしまった青春時代の、彼にとって真っ只中で、こんな曲を作っていることに畏怖の念しか抱けない。

恐らく大半の人にとっては、MVの印象もあって、きらめき切ない青春の曲という印象を受けた人が多いのかなぁ。その点で、世界観が固定されかけてしまうこともあり、MVを見るのがしんどくなるときもあります。

www.youtube.com

しかし私はきらめき切ない青春の曲、とは思っていなくて、そのような印象で曲や歌でヒットを飛ばしてきた音楽業界やビジネスに、思いっきり疑問符やいい加減してよね!っていう意思を打ち付けることの決定打だったのではないかと考えます。80'sサウンドに仕上げたというのと、チャイナシンバルの妙に目立つ音が何よりの根拠です。

 

 the perfect me / Thus spoke gentle machine

 

福岡で活動する音楽家、西村匠さんのプロジェクト。

2010年代後半で失った白くてエバーグリーンな光がなんとなく手元に戻ってきたような感覚と、一つ一つの音に対するこだわりや怠惰のなさをひしひし感じてからだじゅうがみなぎる感覚を味わえた一枚でした。

www.youtube.com

来年あたりCIRCLEとかの野外フェスで見られるような機会があったらいいですよね。みんな好きになると思う。

 

それと並列して紹介したいのがやっぱり

Turntable Films / Herbier

Herbier

Herbier

個人的にはマヂカルラブリーM-1返り咲きを見ているような感覚と同じでした。

新譜を待ちわびて、聴いて、よっしゃー!となった一枚。

www.youtube.com

高い山から流れる川の水がこんなに澄んでいてへんてこで面白くて美味しいんだぜ!みたいなことを突きつけることができた一枚だったのではないかと思います。シリカとミネラルがめちゃ多いのになぜか軟水、その要因は火山灰と標高の高さ、みたいな。

 

スカート/アナザー・ストーリー

アナザー・ストーリー

アナザー・ストーリー

  • スカート
  • J-Pop
  • ¥1833

言わずもがな総合優勝でしょ、としか言えないですね。カチュカサウンズ時代の音源の新録を集めたアルバム。

今年は3回東京に行ったのですが、そのうち2回はスカートのライブを見に行くためだったんですよ。というか残り一回は自分のレコ発で、対バンが畏れ多くも佐藤優介ソロプロジェクトで、そこでスカートのバンドメンバー全員に会ってしまったのでスロット揃ってるじゃんみたいなところもありますけど…。

www.youtube.com

自分の中で、今年はこんな年になったし意識を持って寄り添わないと!みたいな気持ちになったのかもしれないです。でもそんな中でちゃんと節目を迎えて一枚のアルバムが世に放たれたっていうのは喜ばしいことだと思うんですよね。


f:id:dodspop:20201227140537j:image

 

【日本の外の音楽】

HM Surf / Llama Moon

Llama Moon

Llama Moon

  • HM Surf
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2139

ノルウェーのトラックメイカーです。基本的にデジタルリリースで、フィジカルがなくてもどかしいところではある。

www.youtube.com

いわゆるヒップホップのビートやトラックで使われるような音楽を作って、ラップをのせずそのまま出していたりもするお方(わかりやすいのはNujabesとかですよね)なのですが、まぁーこれが、心地いいのです。1分とか2分とかの短い曲なんかも心置きなく1トラックとしてリリースしていたりして。心のつがいが改めて外されたような気持ちになりました。これが本物のチルか~。

 

Luxry / Do This Forever

Do This Forever

Do This Forever

  • Lxury
  • ダンス
  • ¥204

ダンスミュージック名門レーベルのAnjunabeatからリリースしているアーティストです。で、このLuxry、一度ディスクロージャーがプロデュースしたとかで脚光を浴びていたらしいのですが全然知らなかったアルヨ〜(泣)

今年の夏から秋にかけてのアンセムでした。

 ひたすらDo This Foreverが歌詞なのだけど途中でYou can が入ることによって、Do dance foreverと聞こえるようになってきたりして、かなりわくわくさせられたトラックでした。クラブで踊りまくりたい曲2020ナンバーワン。

Luxry 、Memphisっていうトラックも最高なのでぜひストリーミングで。(なぜか販売がない…)

 

The fur. / Serene Reminder

Serene Reminder

Serene Reminder

  • The Fur.
  • インディ・ポップ
  • ¥1222

台湾の風が日本の文化圏、というより世界中に旋風を巻き起こしていることはあからさまですが(日本の場合は文化が似ているのもある)、The fur.の音楽は正武闘派のあざとさ、バンドサウンドが、オリエンタルな音楽として真っ向勝負している印象が伺えるのです。こねくり回して商品として出しているのではないというのがわかるというか。

www.youtube.com

清々しいです。気づいたらSpotifyでゴリ推しされていたようで良かった〜。同じ台湾のバンドと言えば、Four Pensも好き。透明雑誌は早くまたライブがみたいですね。対バンした懐かしい日々。

 

Avalanches / We Will Always Love You

参加者多数豪華過ぎてこんなもりもりのアルバム作れるんだ!とも思うのだけど、世界観は一貫していて、なおかつフューチャーナウ感もあり。

www.youtube.com

ライターさんは記事のリリースやスケジュールの関係でこれらをベスト100などの記事に盛り込めないんだろうとニヤニヤしたり。偶然なのか狙ってるのかは何もわからないけれど、そういうところも含めてアヴァランチーズだし、インディビジュアルだなあと思うのです。

 

 

ともだちへ

直接会えたともだちもいたけれど、大半がリモートを経験したと思います。

会う回数は引っ越しも相まってぐんと減った。でもその点、SNSには救われたような気持ちにもなっています。

中にはLINEめんどくさい、みたいな人(結局どれも同じだと思うのだけど)もいるのでインスタで連絡したりとか、そんな感じでした。

で、経歴もあり、音楽関係に携わっている人が多い気もする中で、大変な目にあっている子をたくさん見ました。外界の力をまざまざと感じました。

だから私は今年は聞く側に徹して少しでも力になれたら、みたいな気持ちが強かったような気もしています。

聞く側に回るって、愛をひたすら受け取る、みたいな立場かもしれないけれど、そうではなくて、むしろ注ぐ側だよな、と改めて認識。作る方は自己愛の生成なのでそれも本当に大事。足りない人に分け与えるのが友愛(フィリア)。

 

そもそも生きとし生けるすべてのものは、そこにいるだけで充足している。

個性だの何だので社会などの第2、第3から欲求や期待、出来上がってしまった普遍性があまりにも大きくふくれあがっていたのかもしれない。

また、特に日本では寂しいや切ないだけで出来上がったものが溢れかえった結果も見てとれて、本当に面倒くさい、と改めて感じた一年でもありました。

そりゃぁからだとしての物体を離れたほうが(他界)、圧倒的に楽になるし、何も考えなくて済む。生きとし生けるものすべてに共通することです。 

だからなおさら、現世に留まろうとする大切なともだち各位には、

ご自愛1番、そこにいるだけで最高、あとは受け止められる器をこちらが準備しているからまかせて!

っていうのを改めて伝えます。

 

2021年を迎える瞬間も仕事ですが、よいお年を迎えたいですね!