かれこれ私は1999年の秋からシングルCD『カブトムシ』を聞いてからファンとして20年目を迎えました。
9歳だった当時からカブトムシよりもB面の桃色や恋人を取りつくように聞いていたので、音楽の聴き方に関してはもともとそういう感じだったんだろうと思います。
一番好きな曲は7枚目のシングル『初恋』に収録されているB面の脱出という曲です。
ファンクラブのBABY PEENATSは中学3年の春に入会し、継続をして13年(ぎょー)
昔ホームページで企画されていた高速ぱちこちに質問が起用され、
初めてのライブはLove Like Rock for BABY PEENATS MEMBERS @Zepp Fukuoka (福岡の Zeppもうないのか。。)
Team aikoに入ったのは大学生になってから。
docomoだけ本当にaikoから自分のメルアド宛に届く仕様だったのも懐かしいですね。。(今はどこのキャリアもそうなってます)
aikoエピソードは数知れずで語りだしたら止まらないので私の紹介はここまでにしておいて、
1998年7月17日はaikoのメジャーデビューシングル『あした』がリリースされた日で、
2018年7月17日はaikoのメジャーデビュー二十周年という記念すべき日でした。
そんな日に大阪で、ライブをするってなったらどうにかしてでも行かないと思いました。
ファンクラブ先行に応募(はずれ)、一般発売(取れず)、要するにぼろ負けです。
だけど、ねばりにねばって、とてつもなく優しい同じジャンキーの方に貴重な一枚を譲ってもらいました。ミラクルです。ほんとに…
そして当日、定時に仕事を上がって、フェスティバルホールに向かいました。
外にはチケット譲ってボードを持った人が結構いる。やっぱり激戦だったんだなぁと思いつつ、物販へ。
物販やホールへ向かうまでに赤いカーペットのしかれた階段を上るのですが、こんな日だからこそ、妙にぐっときてしまいました。
そして上り終えると、電子掲示板が何やら特別仕様になっていて、
20周年限定のaiko画像がうわーと並んでて、一定時間が経つと過去作のPVがフルで流れるという仕組みになっていました。
んで、物販ではガチャを2回ほどやって、青のキーホルダーとみそ汁ハンカチをゲッツ!
目当てだったのでうれしかったです。
そして、ホールへ向かったのですが、まだ席には座れず、ドアの前で待機状態。
何度もライブは見ているはずなのですが、こんなことは生まれて初めてだったので、何があるのだろうとそわそわしました。
18時半過ぎてようやく入場。
番号と照らし合わせて行きついたのは2階席の真ん中の真ん中で、なかなかの眺め。
そして、置いてあるのはザイロバンドと、注意書きの紙。
ザイロバンドは5年前のLLP15追加公演の時に着けたことがあるけれど、確かチケット確認の時に渡された気がする。
てなわけでこういうことは生まれて初めてでした。
震えながらかばん(のシングルは2004年4月28日発売だったので誕生日プレゼントに買ってもらった思い出があります)
の中からお守り代わりに持ってきたメジャーデビューシングルの『あした』を眺めて
チケットとともに撮影したのがこちらです。
TシャツはLLP8addのやつで、当時行けてないんだけど、どうしても欲しくて買ったやつです。
サイズもaiko(ドチビ)って書いてあります。
実はインディーズシングルの『ハチミツ』も持ってきていたんだけど、なんとなくしまっていました。
ぼんやりしてたら2階最前どまんなかの席に妙齢でLLP19のTシャツを着ている男の方がいらっしゃって、しばらく考えてはっとしました。
シゲノブ(父)だーーーーー!!!!!!!!
頭がボーン!ってなりました。
そして帽子とグラサンでスタッフ二人と2列目に座っていらっしゃったのがゆずの北川悠仁だったのも、ギョエーなわけです。
んで、知り合いを見つけたので手を振り、ファンからの「あーいーこ!あーいーこ!」コールも始まる。
シゲノブも一緒にコールをしている。なんという素晴らしい時間だ…!
ほどなくして暗転してついに開演。
オープニングムービーでうるうるしてたら白い幕がおりて、俺たちのaiko登場〜!
んでこの電子音のイントロは…………うわああああああああ『あした』やーん!!!大号泣!!!
アレンジも前ライブかDVDで聞いた時よりもすーごくよかった。コモリタサウンドをちゃんと活かしていたというか…。aikoの声の調子も良さそう!
と思ってたら終わって、「20歳になりました、aikoでーす!」って。
か わ い い か よ !!!!!!!
自分もアラサーなの、その上で15歳も上の女の人にかわいいかよ!!!!って思うことってaiko以外にあるだろうか、いやない!
9歳の時からaikoかわいい~って言ってるんだから19年aikoかわいい~って言ってるわけですよ。(年がばれた)すごくない!?
服装は、ご本人様が「高島屋風のワンピース」って言ってて、確かに!(笑)と思った、花柄のひらひらワンピース、に白いスニーカーだったかな?ちょーかわいかったです。
たつたつさんは黒地に白ロゴで「OCEAN」って書かれたTシャツ。
MCのとき「ライブ中に紫のスーツを着たお客さんがステージに上がってきて「aiko、君を迎えに来たよ」って言ってきたことがあったんやけど、そのときたつたつさんは黄色のTシャツにSECURTYって書かれたTシャツ着ててん。何がSECURITYやねん!」って言ってました。
で、二曲目、ストロー、最新シングル曲!
私ははじめこの曲を発売前にラジオで待機して聞いて、ボロボロ泣いた。
2番の歌詞ってすっごく切ないんだぜ、知りたかったらシングルでも、アルバムの『湿った夏の始まり』でも買いましょう。
家にPS4があって、DAMとJOYSOUNDが24時間324円(税込)で使えるので、超暇なときにカラオケするんですけど、
それでよくストローを歌います。aikoの曲の中では比較的歌いやすいかもしれないけれど、やっぱ難しい。
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aikoは「みんなに歌ってんでー!」って曲中に言ってました。本当にありがとうございますという気持ちです。
こっからは通常セトリが混じってくるので、イレギュラーであろうところだけ、いってみます。
五曲目に、一時期各所音楽ライターさんが唸りまくってた大名曲『くちびる』時のシルエット収録ですね。
ライブで聴くとよりわかるんですけど、すんごく大人っぽいんですよね。
エロいとかそういうカテゴリじゃなくて、ちゃんと大人。そこが一番のポイントだったんだろうな、と思いました。
くちびるが大好きと公言している人のうちの一人、元SNOOZER編集長、The Sign Magazineエグゼクティブプロデューサーの田中宗一郎さんにぜひ見てほしいので、DVD、ブルーレイ化ぜひお願いします。
歌詞間違いはあったけれど、aikoの曲なんだからいくら間違えてもいいよ!って思います。コーラスがあって他メンバーに迷惑がかかるとかなら別かもしれないけれど…ね。
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で次がね、これまたイントロ聴いて「まじかよ」って言いながら体がうねったやつ。
『二時頃』ですよ!?いつぶりに聞いた!?まとめに入った時以来???
だからLLP15add???城ホールのとき????(よく覚えてるな)
確かファンの間でも人気で、aikoもお気に入りの曲だったという記憶があります。
二時頃に関して、ファンの方のすっごくいいブログ記事があったんだけど、URLが探し出せないのでまた見つけたら報告します。おぼおってくれたかなーってやつ。
元々はセカンドシングル『ナキ・ムシ』のカップリング曲です。
ぱっとバンドメンバーが映ったときに、はまちゃんがアコギ持ってるのが確認できたのすごく嬉しかったです。アガリますね、アコギ。
また、噛みしめるように聞けるのも嬉しい。
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「むちゃくちゃ悔しいと思ったときに作った曲です」と言って始まった『陽と陰』。『おやすみなさい』のカップリングにも、私が一番好きなアルバム『秋 そばにいるよ』にも入った名曲です。一時期こればっかり聴いてた時期もあったくらい。
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aikoの曲といえばピアノ、っていう人が多いと思うんですが、その印象と同じくらいぶりぶりのギターロック曲なんです。その前にやった曲『LoveLetter』もなんだけど。ライブでやられるとすごくアガります。(アガりました) 体を動かしたくなる反面、耳はじっくり聴いていたくなるっていう不思議な感覚にもなります。
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んでとんでとんで、本編最後の曲(これは共通っぽいので言いません)が、なんでカルピスもポカリスエットも8×4もこれを起用しないんだ!!!と言わんばかりですね。てかこんな曲を最後にもってくるなんて、aikoさん42歳むちゃくちゃ元気、さすがすぎます。
本編(全18曲)が終わって、椅子に座ってザイロバンド着けて、アーイーコ!コールを聞きながら待機。なんかいつもより長いな〜と思っていたら、、
バンドメンバーは黒いスーツを着て、aikoはポニーテール、白いフリフリのドレスに、黒のジャケット、胸元に赤いバラが一輪、で登場。
THE 20周年日特別バージョン!あざーす!
一曲目が終わって(あんだけ曲やってるのにここでのスキャットが半端なくてマジ泣きしました、完全に本田美奈子さんを超えたと思った)
次がなんと!
『桜の時』(目から水!!!!)のジャズバージョン!!(目から噴水!!!!)
この日のためだけにこのバージョン用意してるの半端ないって!!!!まとめのれんげ畑みたいに是非音源化お願いします…お願いします……。
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そんでMCで「この特別セトリを決めたのが三重の二日目が終わった車の中で、一回スタジオリハーサルに入りたかったけれど、結局一度も入れなかった」と。
でもそこまでできるんですよ!?私には無理です。というか大抵の人は無理です。本番前の現場リハでaikoもバンドメンバーも仕上げるのは、プロ中のプロだなー!!と本当に思ったのでした。。
暗転してザイロバンドの光をみんなで見る時間があって、そしたら突然aikoが「aikoって見える!」と。ほとんどの人のザイロバンドの光が白だったのですが、どうやら一回後方の人のところはうまくaikoって文字に見えるよう、ところどころ赤色に光らせている仕様になっていたようです。ここらへんも千葉プロデューサーの仕業かな…本当に素晴らしいです。
んで、ドラムの佐野康夫さんがいつの間にかジャケット脱いでシャツでドラム叩いてて、それがセクシーセクシーで、生まれてはじめて佐野さんを性的な目で見ました。最後の方aikoに「心斎橋で働いてる人やん!ホストやん!」って言われてました。セクシーでした。佐野さんのドラムセットのハイハットシンバルになりたい人生だった、、()
そして、君の隣(ガーナ!)、
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んで、ここにきてですよ???
愛の病!!!!もはやラブライクロックかよ!!終盤なのにこんな曲!!あなた方含む俺たちの体力〜〜〜!!!(語彙力)
畳み掛けるというよりもはや攻撃ですね、いかに心に刻みこんでくるか。とてつもなくパワフルでした。
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そして「それが〜〜〜?」「ラーイブ!」とお決まりシメのコールアンドレスポンスで5曲もやってアンコールが終わった…!
と思いきや、ファンからの続くアーイーコ!コールに応えて出てきたaikoとメンバー。
そしてやったのが「二人」!!他の会場ではあの曲なんですけど、ここでここをやったってことは、つまりそういうことなんだろう、と。私もaikoも経たんだな…!
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最後の最後は、言いません。でもやっぱりそれでこそaikoだし、だから好きなんだよって曲です。
でも最後の最後MCで、「今日はこのくらいしといたるわ!デートもキスしてちょっとやったくらいで終わっとくほうが次会うとき燃えるやろ?」って言ってました。
まじ、俺たちのaikoさーんーーーー!!!!と思いました。(語彙力)見習いたい、こんなふうにドキドキさせたい、したい、日常でも。(危なっかし!)
というわけで本編で18曲、アンコールで7曲、全部で25曲もやったんですね。
いまや同レーベルのスカート並(大好き!)の多さなんですが!42歳aikoさんとバンドメンバー、スタッフの皆さんまじ半端ねー!
ライブ後は一階に降りて、2回も飛んだキラキラテープをもらって、ホール前の地べたにしばらく座ってじゃがビーと麦茶を摂りながら休みました。ヘットヘトでした。マジヘットヘト。
その後お世話になってる某ラジオ番組YのSさんとHさん、その知り合いのラジオDJさんに会い、近況話して、家に帰りました。
大阪に現役ファンの知り合いが全然いないので、他都道府県のジャンキー友達に連絡しまくったのですが、やっぱりaikoは現役だからこそ最高なんです。
好きだから続けられた、って言っていたけれど、もはや才能と長年の努力の賜物です。本当に今まで走り続けてくれて感謝の気持ちでいっぱい。
そして何より私がaikoをこれからも支持できるのは、ずっと、aikoの作る歌と曲がいいからなんです。
他のアーティストだと、ビジュアルだったり、演出だったり、豪勢だなって思うくらい、むちゃくちゃこだわりがちな印象で。
でも、aikoはこんなに長年やっているのにそんなことが本当にない。今回も小さな丸い好日って感じで、ちょっとずつスペシャル感があった。
相変わらずファンとの距離を大事にしているし、(城ホールに花道作って一番後ろまで走ってファンとの距離を縮める人他にいるだろうか!)
何より、それも自分の曲や歌がどれだけちゃんと受け止めてもらえるかを常に考えているからなのでは、と思います。
その努力も怠らないし、本人なりに常に古いものから最新のものまですごくアンテナを張っているのがわかる。
本人も特別なことは得意じゃないって言ってきたけれど、それも努力し続けている人だから言えることで。
身なり素振りも、私が少なくともaikoをものすごくリスペクトして参考にしているのはそれが大きな一因です。
バンドメンバーも、魅せるというよりも演奏に真剣に没頭して静かにひねくれて盛り上がるタイプなので、超好きです。
これからもそんなaikoを全力で私も応援するから、ずっとずっと楽しみにしています。
とりあえず、このブログを読んだ人は湿った夏の始まりを買いましょう。
「お布施だと思って!」とか本人はMCで言っていたけれど、本当に聞き込みがいのあるアルバムだから。
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aiko、20周年本当におめでとう!!
来年フジロックかサマソニに出てくれー!!ライジングサンロックフェスティバルにおける山下達郎スタイルで!(ただの願望)
そして、aikoが何を言おうとしようと関係ない、あたしは味方よ!!