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レビュー?感想?|アンジュルム / はっきりしようぜ・泳げないマーメイド・愛されルートA or B・SHAKA SHAKA TO LOVE

先日アンジュルムのニューシングルの初回生産限定盤SPのゲットが完了し、今朝ハイレゾ音源を購入して何度か聞いたので、レビューしていきます。

ちなみに、今回のシングルは、初回生産限定盤SPにのみSHAKA SHAKA TO LOVEの収録があるので、他はトリプルA面の収録のみとなっています。

 

音の構成などを聴いて書いているので、MV云々、ビジュアル云々、歌詞云々の話はほぼありません。

期待した方はお引き取りになって、推しを愛でたり、再生回数をのばすなどをしたり、自分のことを大事にする時間に使いましょう。

また、オススメするとか、そういうのではなく、淡々と説明しているだけなので、購入促進なども意図しておりません。備忘録として読んでいただければ幸いです。

 

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(関西の電化量販店J●SHIN(隠れてない)のオンラインで購入)

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で、本日通常盤A,B,C一枚ずつと、佐々木莉佳子さんのサインも届きました。

 

はっきりしようぜ 

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元々はスターダスト☆レビューの持ち曲で、そのカバーです。

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聴き終えるとわかると思うのですが、
だいぶアレンジがファンクに、シンセがよく効いたナンバーとなっています。(それも元の曲があるおかげ様でございます)

私がシンセが効いてるって言われてすぐ思い出すのが
Rah BandMessage From The Starsです。

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このはっきりしようぜ、スペイシーでもあるんですよね。
うん、スペイシーな音、ぽっぷは大好きです。

そして個人的に好きなのはドラムのパンの振り方シンセベースの掛け合い
編曲が鈴木俊介さん。大器晩成46億年LOVEもこのお方です。
今回金管楽器とギターだけ生音で録り、あとはプログラミングですが、そのバランスが絶妙でナチュラル。なおかつ、どっちが生音でどっちがプログラミングの音かわからないギリギリのラインを保っているのです。敢えて狙わないとできないことだと思う。

更に特筆すべきことが。コーラスがアンジュルムメンバーのみです。この後の3曲はほかの方も参加しております。「すっきりしようぜ~」ってのがその通りで、奇抜な音を利用したりギリギリ攻めたことをやりつつも異物感を根拠レベルで出さないというチョイスをしているわけです。

というわけでトリプルA面曲の中ではグンバツでこの『はっきりしようぜ』が好きです。
ハロヲタの方はなんとなく、細く続く文化としてのカバー曲で、引け目を感じる方も、もしかしたらいるかもしれませんが、このアレンジは大正解だったと自信を持って言えます、私は!

 

泳げないマーメイド

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初めて聴いた時はすぐ、やたらダンレボ感があるな…?と思いました。
ゲーム音楽感が強いのでそれらが好きな人にはハマるのかも。

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ドラムマシンの音とベースのうねり方と\ドゥン/の一音がダンレボ最盛期曲のそれ。
4つ打ちの曲って、レゲエ寄りなのとEDM寄りなのとで2種あると思っているのですが、泳げないマーメイドはレゲエ寄りかな~と思っています。Aメロのメロディが結構裏拍が多いし(さしが とか)

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人によっては80年代のアイドルソング感があるとのことなので、分析したのですが、
結果、おそらく遠藤舞さん(元アイドリング)のコーラスの(Ha~)なのかも。

エコー、ディレイ、パンを各所で使っているので、それをMVの世界観にも反映させているとも考えられますね。あと最後のパリーンみたいな低音もある音の重なり、どうやって作ったんだろう。

で、意外や意外、この曲Bメロがないので実は構成がJ-POPではないのです。
はちゃめちゃ(J-POP・J-ROCK以外の)音楽を聴いて生きている夫のY氏に4曲聞いてもらって好きな曲を一曲選んでもらったところ、この曲を選んでいたですが、構成が一番の要因なのかもしれないな~と改めて感じたのでした。

作曲者の星部ショウさんの解説もあったので一応参考までに。

 

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愛されルートA or B

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MV自体の話ではなくて、音楽の話なので。何度も言いますが!

第一印象:音がなんかごちゃごちゃうるせえ!たぶんドラムとピアノがプログラミング…?現代のJ-Popとしての曲調傾向としてのウケは狙えるんだろうけれど音があまりにも俗っぽい。

ハイレゾ音源を聴いた感想:印象が変わらなかったーー!!!泣

というわけで私の中では3曲の中で、いや4曲の中でも印象があまり良くありません。
例えが悪すぎるのだけど、安い酒とエナジードリンクで騒いでいるような音というか…まぁ大衆的といえばそうなのかなぁ。その的は得ているのでいいのかな。

うーん、例えば、みんな大好きカウボーイビバップの主題歌TANK!ですら全パート生音でして…。

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佐野康夫さんの動きが意味わかんねぇ(細かすぎて))

あと、エゴラッピンのくちばしにシェリーとか、そのあたりかなぁ。

 

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で、多分そんな感じを醸し出そうと頑張ろうってのは伝わっているんです。ベースまで生音で、しかもKIRINJIに参加している千ヶ崎学さんまで参加していらっしゃるし。びっくりしましたよ。起用していらっしゃるー!って!(フレットレスベースにアンプ嚙ませてるのかな…それともジャズベ?)
なのに、なのに!
プログラミングのピアノとドラムの、ジャズに必要な柔らかさとほこりっぽさと、人間臭さがほぼない音(過剰な和音と単純なドラムの音)のせいで、個人的にはかなりの減点をしてしまったのでした…。
また、生音の金管たちを入れるならなおさら、プログラミングのピアノで多分主張しなくてもいい気がするよ…とも。(まぁそこも狙ってるのか…)

何度も言いますが、アイドル自身の話ではなくて、アイドルを彩るための音楽の話をしています。だから、アイドル曲だからこの程度でいいだろう、とか、アイドル曲にしては、って言い方は極めて失礼だと感じていて、尚更攻めたことはやってほしいし、私たちもそこに対して盛り上がっていきたいのが本音です…。アンジュルムファンの中で音楽に対する沸点が高すぎる層なだけなのかもしれないけれど!
で、耐えきれず自分の理想郷を求めて、マッシュアップを作ったのでした。

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似てるカテゴリーで分類されそうな柴咲コウさんのGlitterですが、
それはほぼリズムだけで、あとが結構違うんです。

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こちらはaiko木星とのマッシュアップです。サスペンスドラマの終盤で流れそうな感じになりました…。

本家(aiko)のほうがだいぶ可愛く聞こえるのは、ライティングとメロディ、歌い方のおかげなんだなぁと思いました。

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本当は傷跡とのマッシュアップをやりたかったのだけど、途中4拍子と5拍子が入るので私の技量では無理でした。
傷跡に関してはこっちに書いているので読んでほしい気もします。

dodspop.hatenablog.com

せっかく本人たち(アンジュルムメンバー)の歌い方がいいのに、活かしきったつもりがそうじゃなくなってしまった可能性があるのがわかって葛藤した一曲でした。

 

SHAKA SHAKA TO LOVE

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昨年末にあったOra2とのタイアップ曲でございます。メンバーカラー衣装が嬉しすぎてFSKを全員分買うという初めてを経験しましたよ…。という余談は置いといて!

一番のびっくり案件。作曲の星部ショウさん、コーラスしていたんですね!!!たぶんサビのあたりとかですよね。めちゃ頑張ってる!(クレジットを見て爆笑しました)

アンジュルムのコーラスの多重もなんかボヘミアン・ラプソディみたいで。

んで、音楽自体は、編曲がかな~り小西康陽さんリスペクトなのなぁ~と感じました。

はっ、、編曲鈴木俊介さんってことは、はっきりしようぜと同じだから、私ってそういうことなのかも。いつもありがとう鈴木俊介さん。
で、音作りが結構メロディーに沿っていない効果音やリズムが多めで、和音が結構少ない。一見派手なんだけど、そこの足し算引き算がとても上手

大衆的に分かるのは慎吾ママのおはロックとか、ロケットマンのテーマとかで、
ハロヲタだったらおなじみ、松浦亜弥さんのね~え?とか。

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ここのリンクはSHAKA SHAKA TO LOVEと慎吾ママのおはロックのミックスアップです~。(YouTubeではあげられなかった)

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ぽっぷなりのまとめ?

1.  はっきりしようぜ : デジタルなのかアナログなのかわからないギリギリを攻めた曲

2. 泳げないマーメイド : 80's - 90's風の曲かと思いきや実はBメロのないレア曲

3. ジャズ風を吹かせたものの音数とピアノとドラムの音で仕上がりが惜しくなったえせ曲

4. 小西サウンズの影響がここにも!?足し算と引き算を楽しめる一曲

 

でした。

 

 

 

おまけ

今までのアンジュルム関連ミックスアップ音源

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これは作曲者に共通項ができていたから(林田健司さん)できたやつかも。肝心なダイナマイトは小森田実さんですが…。

 

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堂島孝平さんがアンジュルムのヲタクになるなんて、作成したときには一ミリも思っていなかったです…。こんなことってあるんだなぁ~。