まず、これは善悪の話ではない。
出来事に対して思ったことをただ記すだけ。
芸能グループから旅立つことは、はっきりした目標やヴィジョン、次への確実なステップを自分で用意するか誰かから受け取るか、がないと、経済活動を続けていくのは難しいこと。
それ以外の要因だとライフスタイルとのズレ、になるとは思うけれど、アイドルとしての活動において、恋愛禁止が規約にあると、グラデーションもなく、もれなく大きなズレすなわち違反になるということ。
またマネージメント提携なので、俗に言う会社員との契約とは明らかに違い、仕事をするための生活ということになってしまいやすいということ。
それで各人が各人の生活への優先度が下がってしまったり、下げてしまう可能性を上げてしまうこと。
インフルエンサーおよびタレントとしての活動の怖いところはまさにそこであると私は思っていますが、昔に比べたら自分でコントロールできるようになっているのか。定かではないけれど。
耐えきれず今後の経済活動の確証がないままアイドルを辞めていった人も過去にはたくさんいる。
ただ、恋愛禁止を打ち出した上でのアイドル業務の成功体験がたくさんある以上は、保証されたものであるように見えるし、そのレールから外れることは相当リスキーでもあること。
恋愛禁止だから安心して疑似恋愛商法を楽しむことができるファンがいなくならないのは確かで、経済を成り立たせるために存在する商売の形なので簡単には崩せないものであること。
間接的性欲処理としてのアイドル、もしくはアーティストやアスリートと名乗ってそういうことをしている人、させている人も実際いる。その提供に安堵して受け取る人、つまりファンを名乗ってどんどんそちらへ支持する人もいるということ。
そこに漬け込んだ芸能界の警察ごっこ担当パパラッチこと報道会社も複数存在するし、経済効果も何故かある上、ワイドショー・ニュース番組のタネになるため簡単にはなくならないということ。
その対策にも多方面のコストがかかるため着手しづらいということ。
異性間、同性間に限らずあるということ。
特に、二次元のそういう存在は今まで述べた点に対して相当都合がいい上に実際の経済効果がとんでもないということ。
以上のことを踏まえた上で運営している会社の一つが現在のアップフロント、ハロー!プロジェクトであるということ。
そのような状態でもあるから、富と影響力に加えて色んな方向からプラスになると思わせるような方法を持っていないと動かせるものではないということ。
大雑把に言えば、誰かの不安定の隙間に入り込んでスパイスやシュガーを与えることが経済でもあること。
その経済の大元は、ほとんどマンスプレイニングの手によって作られているという事実が多数存在していて、そもそもの土壌がフラットではないということ。
その不安定を意味するものが、曖昧であること、またはいろんな解釈を可能にするものであることも示すし、それが支持につながることも多いということ。
それらを無意識、あるいはわかったうえで、それでいいと思う人、もしくは興味を示さないようにする人がいること。
部分的、あるいは全体に対して疑問を持って行動をする人がいるということ。
ファンがいるからアイドルが生まれるし、アイドルがいるからファンも生まれるので、どちらが先ということはないこと。
私には今、北原ももさんという、ハロプロ研修生として活躍している人が1推しになったという現実があります。
彼女は現在中学2年生で、2019年の8月から研修生として活動をしています。
出会いのきっかけは、2020年のハロプロ研修生発表会でした。
自分でも信じられないことに、2018年冬にタデ食う虫もLike it!/46億年LOVEのリリイベに行ってから2年で、まさかまさかの研修生発表会の生配信チケットを購入して参加して、投票もしているんですよね…。
アンジュルムも激動すぎる2年余り(全体を見ると常に激動)を過ごしたということでもあるのだけれど。
そこで出会った北原ももさんというわけなんですけれども、投票はリゾナントブルーの石栗奏美さんに入れております。
だけれども、結局、忘れられなかった、ずっと頭の中で反芻し私の心を離さなかったのが北原ももさんでした。
圧倒的な表現力、ダンススクールで得ている持ち前の体幹の良さ、歌が苦手なのをわかっていながらも努力したのがわかる歌声、そして、何回見ても最後のAre you ready?のときのしぐさには、真っ先に目をつぶされたか雑魚のように顔をおおいうめき声を出して悶絶し、某ネットフリマでフィギュアスタンドキーホルダーを買う羽目に。
ももも(本人が呼ばれたいニックネーム)の写真が何かで上がるたびに律儀に保存したり、挙句の果てには友達から新しいのが来たぞ!と通知も入るように。(優しい)
あろうことか、北原ももさんは広島生まれなので、ぷよぷよのもももとも共通点があるのです。
で、どちらかというとハロー!に関しては在宅ヲタになっていると思うので(それは違うと今いったあなた、それも正解かもしれない)、コンサートに通うわけでもなく、日記を見たり、動画をあさったりして勝手に応援しているだけなのだけど、
最近どうも
(わー見れば見るほど森くんだし、もももだ…)
と!
少女革命ウテナの姫宮アンシーさん
のハイブリッドな存在なのではないか、と思わずにはいられない。
(圧倒的にウテナじゃん!?って思う人もいるかもしれないけれど、それも正解、だってウテナはアンシーでもあるので)
で、もももに対する、というか、たくさんいる推し(バンド界隈でも同じ)に対する考えは、
出逢えたことで使い切ったんだよ(by 格好いいな / aiko)
なので、
恋人ができようが、夢を諦めようが、どうなっても、彼女にとっての過程、経過であって、それをお金を払うという形式で見守らせていただいているという状態なので、本人の選択にやーやー言うことは絶対にない、かな。私はそのスタンスでいるはず。
ただ、もし、本人の選択を身近な人が無理やり妨げたり、第三者が情報漏洩をするというのは、許される行為ではないと考えている、ということでございました。
芸能事務所のWikipediaを見ていても、日本のパパラッチこと週刊写真誌のWikipediaについても、やっぱり問題になっているし激減傾向にはあるものの、一発当てるという感覚に近くて、そういうのが好きな方が継続しているのだろうし、無意識に同じような人がそのような引き寄せられていくのだろうな~~~~。
2017年~2018年にかけて、バンドを通して各メディアから取材を受けることがあったのだけど(その中に大手もチラホラあった)、時代背景的にフェミニズムというものが錯綜しながら盛り上がっていた時で、女性4人が集まって活動していることもあったり、レーベルがフェミニズム支持を打ち出しているようなこともあって、バンドとして意見を表明することが普通だ~みたいなことがあった。
それっていわゆるイメージ操作、第三者からのハンコのようだったし、歌や曲でそれらをバーンと表現しているかというとあまりにもズレがあるので、とてつもなく違和感を覚えたというのを思い出したところでした。
順応できる人には都合のいいPRの機会なのかもしれないけれど、書く側は都合よく書き換えるし、確認もしないで出版するところもありますし。正直者がバカを見る、とまではいかないけれども、そういうところで、大事だと思う人が傷つくようなきっかけはもう見たくないよな~とひたすら思ったのでした。