緑〜の〜シーグナルゥ〜〜
題名のとおりです。2日目の10/20に行ってきました。
悲しきかな、セルフタイマー内側カメラで撮ってみたらいつの間にかすしざんまいみたいになりました。
今までの自分の遠征ぶりを知っている皆さんからすると、
「あぁ、確かにぽっぷが好きそうなイベントね」なんて言われそう。
ちなみに東京行きを決行したのはなんと3日前でした。めちゃくちゃギリギリです。
その理由は何かというと、
和田彩花×She is
~自分で選ぶこと、決めること~
という30名限定の抽選制トークイベントに当選してしまったからです。
そもそも応募していたのかよ!という話になるんですけれども…。
はい、応募しました。
イベントの詳細は ↓
元スマイレージ・アンジュルムのリーダー和田彩花さんと、She isの編集長である野村由芽さんと、お客さん30人で作り上げていくトークイベントです。
リンク先がなくなったときのためにスクショも。
NEW TOWNの開催場所がハリウッド大学八王子キャンパスにあるの校舎内の教室なので、初めに考えるシチュエーションとしては授業や講義ですよね。
で、実際に応募するときにこういう欄がありました。
She isでのイベントではお馴染みになりつつある、当日持参する本についての概要欄を記入するというもの。
これを見た瞬間にハードルが高いな〜と思ったのですが、
妙に大学生時代の血が騒いで、ヤッタルチャンに、なるんやで!
的なことになったんだと思います。
(うーかななん…………;;)
前にいたおとぼけビ〜バ〜について知っているなら、大学時代の所属サークルについてはご存知かもしれないんですけど。
(呼ばんといて喪女、面白いのでどうぞ…1分40秒は長いね!5inch レコードって長さゆえ?😂最高な案だ)
個人に関して言うと、校舎も衣笠じゃなくて滋賀のキャンパスだったし、そこの本屋でバイトをしていたこともあり。
それで、長年働いている正社員さん主催の読書会にも所属していたり、
(その方は本屋大賞の審査員みたいなこともやってた)
当時付き合っていた彼氏もめちゃくちゃ本食い虫だったりで
(板尾もだいぶ本食い虫なのでKindle使ってフィジカルの在庫が増えないように頑張っておりますが)
自分も本を読む機会がめちゃくちゃ増えて、感想文や概要なども結構書きました。
(ビブリオバトル創始者のたにちゅー先生も所属していた学部の助教ですね…)
…JET SETでライブレポを書いてたのもよかったのかな~。
総合して経験がこんな形で役に立っている気がして嬉しいです。
運がよかったとも書けるのでしょうけれど、あの欄があったことで、
スタッフの方がちゃんと参加する意思に基づいて内容があるかどうかを判断してくださった気もしました。気がするだけ…
ところでShe isと言えば、cinra.netの野村由芽さんが立ち上げた、主に女性向けのメディア展開をしているサイトで、会員制度もあります。
その有料会員になると特典も配送されたり、会員限定のチャットルームもあったりして、まるでネット上の百貨店サロンにいるみたいな感覚なのかなぁ。自分のイメージで説明するとこのような感覚に近いです。
実はShe isが始まった当初からチェックをしていました。自分のからだの変化や心に留まった問いがどうにもならなくなったときに、she is内の記事を読むことが多いという傾向にあります。自分の中の性を意識する瞬間が一番嫌なのだけど、どうしてもからだは女なので避けては通れないしね…。
それが、今月提示されていたサニタリーショーツと巾着袋とヘアピンのセットが自分にドンピシャで、3500円の有料会員を試してみたくなったので、これを機にフルムーン会員になりました。届くのが楽しみです。
で、NEW TOWNに関してに戻りますね。
朝は別件を入れたので、それを済ませてから、当日はお昼ごろにJuice=Juiceヲタの友達(何年も前にカクバリズム畑で仲良くなった子)と、多摩センター駅で待ち合わせ。
早めに着いたので改札前で待っていたら、なんと劔樹人さんが…!
私の中ではひたすらあら恋(あらかじめ決められた恋人たちへ)の方。
吉川友さんのバンドメンバーだったりもしますが。
そういえば神聖かまってちゃんや撃鉄のマネージャーもやっていらしたような…えっ、てことはFMW(キュウソネコカミ はいからで検索してください)とかですれ違ってるのかな…。
この機会ですし、アンジュルムにはまりだしてからはほんっとに浅い人間で非常に恐縮だったのですが、勇気を出してご挨拶をしに行きました。話しているとやっぱりすごく物腰柔らかな方で、だけどばっちり服装は赤でキメていて、アツい方なのだと確信しました。個人的には劔さんのInstagramアカウントがとても好きで、とにかく赤いし、ニコニコしているしハッピーな気持ちになります。あら恋の音楽を聴いていたらそりゃ伝わってくるのだけど。
そうしていたら奥様の犬山紙子さんが…!自分にとってはカウンターカルチャー界の文筆の神様ですし、実物が5000000000倍綺麗なお方で。ウィンって足元にでかい穴が開いて落っことしてほしいと思ったくらいでした。こんなちんちくりんにも挨拶してくださり、とても嬉しかったです。ラジオどおり声がとってもクリスタルボイスで、うっ、そういうことか、かみこ…紙に子だけど神の子…!と思いました(伝わってほしい)。とにもかくにもめちゃくちゃ緊張したので、「もしかして、柱の向こうに何人かスパイとかがいて、私、そろそろ、撃たれて死ぬ…?」とまで思いました。
そしていったんお別れした後、ほどなくして友達が到着したので、ハリウッド大学八王子制作スタジオへ、受付で入場料代わりのパンフレットを購入し、中へ入ります。
元々小学校だったところなので、思っているよりこぢんまりしていていい規模感です。
まずはクリエイターズ達の作品が集まるAnonymous Camp in NEWTOWNへ。
力犬(りきいぬ)を買いました。
力犬って何?って言われても力犬としか言えない。頭に乗っている円柱のマトリョーシカみたいなのも、何かはわからないとのことです。板尾(夫の通称名です)に見せたら「とにかくやばい」と言われました。
実は友達のコネちゃんの作品。3Dプリンターを使っていろんなものを作っています。シャムキャッツのクラウドファンディングの返礼品のなかにあったフィギュアセットも彼の手で作られています。すごい。
自分は9年前ワシントン大学に一ヶ月だけ留学したときに大学院の研究室に案内してもらい、当時普及のふの字もなかった3Dプリンターを見ていたので、年月を経てこんなにもクリエイターにとって身近なツールになったっていうのがまた涙ちょちょぎれます。
実はもう一人自分には3Dプリンターを所持してる友達はいるのだけど、それにしたって二人とも3Dプリンター2台持ちなのが最高です。。
そしてコネちゃんの作るものがどれもこれもすごくて面白いのでつい買ってしまいます。
そのうちコネちゃんと何かコラボ…するかもしれないのでお楽しみに!
ちょろっと回ってからお腹が空いたなと思っている中、タイ料理屋さんが出店しているのを発見し、そこでお昼ごはんを買って食べようとしたところ、数少ないアンジュルム友達の皆様に遭遇。
3人いらっしゃるのですが、3人ともフリッパーズギター(特にオザ犬)が大好きな方々。お席にお邪魔してご飯を食べながらしばし歓談。「ドルオタ臭がまるでない!」と盛り上がりました。
そうこうしているうちに和田彩花さんのライブの時間になったので食べかけの昼食を袋に入れて、急ぎ足で体育館へ。
私はリリイベとハロコン以外の現場に行ったことがない(ライビュで終わっている)ので、苗字が縦にバーンと書かれたボディがメンバーカラーTシャツを直に見たことがなかったのですが、あれは本当にすごいですね。苗字Teeと言えばハロプロ研修生なので、ヲタクも現在進行で修行しているような気がします。なんというか、やっぱりファンありきのアーティスト、ヲタクありきのアイドルだなぁと。
わ~と思っていたら目の前にいる人がninja tuneのレーベルTシャツを着ていたので、さすがカルチャーイベントだなぁとも思ったのでした。
でそこから、和田彩花さんのライブが始まったのですが、このレポ、おそらくリンク先のレポのほうが正確だし俯瞰的だと思ったので、それにつけ足すように書いていこうと思います。
私はPA席のすぐそばで見ていたので、ほぼ一番後ろのほうだったのですが、それが個人的に正解でした。なぜならVJがよく見えるから。今回はVIDEOTAPEMUSICも協力されたとのことで、大興奮していました。
カクバリズムが大好きな私たちだったら「あぁ、あれか」と頭に浮かぶのですが、
ヲタの皆様に説明をしますと、アンジュルムックのCMや特装版DVDの編集・作成をしていらっしゃる方です。ビデオテープを大量に収集してそれを編集してVJにするという手法をとっています。もちろん作る音楽も楽しくてエキゾチックです!
和田さんが颯爽と登場し、一曲目を披露。
イントロ、日本語の歌詞で、Une Idoleじゃなく別の新曲と分かった瞬間、とても興奮しました。あのVJが流れると共に、和田さんが力強く歌い、語り、踊っている姿を目の当たりにするっていうのは、しかもそれが元小学校の体育館で行われているというのも相まってとても幻想的に思えました。
この気持ちの行く先に(仮題)、和田さんがMCで「この形式だと伝えることに差異が出るかもしれないので形が変わるかもしれないです」
みたいなことをおっしゃっていました。
良い変化はそれに向けて行動し、求める人のもとに舞い降りるものだと思っているので、今後もとても楽しみになりました。
そしてシカゴから来日しているsen morimotoバンドを率いてのポエトリーリーディング。
Instagramの投稿で詩を上げ始めたときから、あったらいいな(スーパーマーケットの標語みたいですね)と思っていたので嬉しかったし、このような形で見られるとも思っていなかったので贅沢気分でした。
ポエトリーリーディングといえば自分は降神の志人さんを思い出します。
そのまま引き続き見たsen morimotoバンドもすごく良かったです。センさんのおばあちゃんもいらしてたようで、すごくほっこりしました。シカゴってブルースとジャズの街なので一口にジャズっぽいことをやってるって言っても音を聞くだけであ、骨組みが元から強いわって感じるんですよね。
既に元が取れすぎていると感じました…。
体育館を出て、残りのタイ料理を食べながらのど自慢大会を見ました。なんかこう、浄化されるような気持ち。一生懸命演歌の恋の歌を歌うおじいちゃんを見るとそれだけで満点あげたくなります。途中YouTuberやってるデーモン閣下みたいな人が出てきたりもしました…。
そうこうしているうちに時間になったので小走りでトークイベント会場、校舎の3階へ。
小学校の校舎に入るなんて17年ぶりなので、階段の幅や高さ、教室の規模感に驚きました。身長は現在149cmで小学生のときすでに背は低い方になっていたけれど、それでもこんなに小さかったかな〜と。
そして指定場所につくと、おそらくトークイベントに外れてしまった方々がズラッと教室の前に待機されていました。そんな中、私で本当に良かったんだろうか…と思いながら受付を済ませました。
同じく当選されていたオザケンファン(タモリさん・大野くんのオタクでもある)の方の隣に座らせてもらって、そわそわ。間に入れてもらったのでもう片方の隣の方にお礼を言いました。
教室を見渡すと、やっぱり小学校の教室なんですよね。和田さんと野村さんの座る位置を確認すると、後ろの方なのにあまりにも近すぎて、ますます緊張しました。
ほどなくして和田さんとShe isの野村さんが教室に入ってきました。
和田さんに並んで野村さんって書いていると、こぶしファクトリーの野村みな実さんを想像してしまいますね…。(邪of念the懊of悩the煩of悩the愛の軍団…)
レポに関しては、やっぱりこちらのレポのほうが詳細に書かれていると思うので、付け足すように書いていこうと思います。
まず、和田さんの顔があまりにも小さく細すぎて、同じ人間なのか…!?ご飯食べているのか…!?と思ってしまいました。でも和田さんの言うとおり、人間なんですよね…はひー(汗)
っていう、愚直な感想は置いておいて、前にもどこかで言っている気がするのですが、和田さんはアイドルでいるのを決めているのは、自分の中の理想の姿でいることを目指しているからなんだな、と改めて感じました。
自分や自分以外の強さや弱さ、考え方をどうにかして受け容れて、排他的にはならないよう、それぞれ人間同士として共存していこうっていう意志もすごく伝わってきました。
そのヒントが多くあるのが和田さんにとって美術だったり、女性であることなのだろうな、と。なんてまっすぐで真摯なんだと思いました。
アンジュルムから卒業してもなおアイドルを続けることに関してをメンバーに伝えることに対する葛藤を抱いていたり、思うことがありすぎてアンジュルム独立思想があったことも、包み隠さず共有してくれました。
これはハロープロジェクトにいたら絶対に話せなかっただろうし、このトークイベントで話す意義だったのだろうと思いました。
で、Wikipediaでアイドルって検索したら日本のアイドルの概念が特殊なのがわかると思うんですけれども、基本的にどのようなジャンルにおいてでも、スターって言われている人は同時にアイドルと呼ばれてもおかしくないんですよね。
要するにアーティストでもタレントでも芸人でもスポーツ選手でもなんでもいいんですけど、スター、すなわち、アイドルはたくさんいるんです。その人が意識していなくても、その人が照らされる環境を望んで離れない限り。
っていうのをここずーっと考えています。
日本のアイドル思想がとても特殊なので、あべこべに聞こえてしまうと思うのですが…。
そして、皆さんで好きな本を持ち寄ってひとりひとり伝える時間。壮大な空間のように思えて、私もものすごく緊張しました。
だから、和田さんに関連できるような猫とか、美術の本とかのほうが話しやすかったのかなぁ…いや、そんなのは私にとってはあまりにも軽率すぎるし自分の人生なんだから。でもどうにせよ、誰にとっても、自分の人生を一冊の本で切り取って見せる勇気って、相当なものなんです。素晴らしい空間でした。
で私が紹介した本はこちらです。
えっ、新装版しかない…!
私が持っていって交換に出したのはブックオフの100円コーナーで見つけ出した、初版のパン屋再襲撃の文庫版。なので自分が生まれる前、1989年のものです。
それとそのペーパーバック版。Amazonには見つからなかったのですが、私が前述の通りワシントン大学での留学のときに買った本です。
概要や考えていることは話しましたが、やっぱりあの場にいた人に向けて言えたことなので、こちらで言うのはなしにします。…恥ずかしいのよ。
そして、皆さんで円になって本の交換会。和田さんのUne Idoleを聞きながら和田さんが持ってきて紹介してくださったマネの画集も交えて交換します。
- 作者: Maryanne Stevens,Colin Bailey,Stéphane Guégan,Leah Lehmbeck,Lawrence Nichols
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ストップがかかったところで、私みたいに2冊持った状態になった方と、一冊も持っていない状態になった方が出てきてしまいました。
そこで、2冊持っている方が1冊も持っていない方に本を渡す、ということになったのです。その1冊も持っていない人の中で和田さんもいたのですが、なんと、和田さんが私のもとに駆け寄ってきてくださって…!私も少し駆け寄り、和田さんに本をお渡ししました。
そうすると「あ、じゃぁこうしてこうしましょっか」って言って、その渡した本と私が持ったままにした本で直接交換会をしてくださったのです…!
なんてことない交換会でしょうけれど、自分には、そのはからいと振りかかってきた衝撃がでかすぎたのか、只今38.0℃の熱が出ています。ハハ…。
そして持って帰ってきた本はこちら。
この持ち主の方、イベントが終わったあとに持ち帰りの袋もくださって優しい方だったなぁ。まさに輪廻転生です!って力説していた姿をしばらく忘れることはないでしょう…。
あと、今になって気づいたのですが、私、新しい刷の本を買って持っていくべきでしたね…。気遣いに全然頭が回らなかった。ぐう〜すみません!
そんなわけで、終わったあとは電車でイベントで隣だった友達とあーだこーだ話しながら、昭島のアンジュルムのリリースイベントへ。
新衣装がひとりひとり違う形の衣装で黒白ベージュでシックでよかったし、全然起き上がれないSundayは私の好みドンピシャだったので早く音源でフルで聴きたいです。
私を創るのは私/全然起き上がれないSUNDAY[初回生産限定盤SP](曲順未定)
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その後は、全力アイコソングス愛着本の執筆者の一人である、近藤チマメさんと待ち合わせて、ロイヤルホストでご飯を食べました。
私数回しかロイホ行ったことないので行くたびにテンション上がるんですよね。
で今回もそうで、柄にもなくドリンクバーを頼んでみたのですが、
パラダイストロピカルアイスティーなるものを発見して何故かとっさに
「恋愛ハンターですね」って言ってしまったんです。
めっちゃチマメさんにきょとんとされた後に
「愛したげーるよ~愛したげーるよ~stay with me」
「It's a paradice, it is a paradice」って二人で歌ったあの瞬間のカオスさ
(チマメさんはハロプロの話もできるので接触イベントのコツも教えてもらいました)
「じゃぁ私アイスココアにしよっ」ってチマメさんが言った後に
頭の中でaikoのココアを歌ってしまって、いつの間にか壮大に私がパラダイストロピカルアイスティーをこぼしてしまったのがハイライトです。
というわけ東京でかかわってくださった皆様、一日お世話になりました!